アンリ・ジャイエ氏がくれた宝のワイン

 一般的に、あるジャンルにおいて秀でた力を持つ人を「神様のようだ」と言うことがありますが、ワイ ンの世界でも、そのような人がいます。
有名なのは、ブルゴーニュの神様と呼ばれているアンリ・ジャイエ氏でしょうか。
この方のすごいところは、よりおいしいブルゴーニュワインを作るために、新しい醸造法を生み出したことです。ワインは歴史が古く、
遠い昔から愛されていますから、それゆえに、歴史を変えることはさぞ大変だったでしょう。
 最近ワインを飲んでいる多くの人にとっては、ワインと言えば既に、アンリ・ジャイエ氏の生み出したものが当たり前。
私も氏が考えた製法以前のワインを知りませんから、彼がてがける前はどうだったのかと、比較することはできません。
しかし聞く話によると、どうやら、今とは比較にならない代物だったようですよ。
 それに憂いた……のかはわかり ませんが、アンリ・ジャイエ氏はぶとうの作り方から、変えていきました。
今でいう有機栽培ですね。ぶどうという最も大事な原材料を変え、作り方も変えたのならば、違う結果が生まれるのは当然のこと。
アンリ・ジャイエ氏のワインは瞬く間に人気となったのです。
 そんな彼は、残念ながら既に亡くなってしまっています。しかしその功績は大きいですから、ワイン好きな人々の間には今後ずっと、語り継がれる方となるでしょう。
もしかしたら、フランスの歴史の教科書に載っていたりして。そんなことをちらっと考えました。