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【日本のワインの父…川上善兵衛について】

今(2015年2月現在)、

ニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝と、その妻・リタの波乱の生涯を描いた、
『マッサン』というテレビドラマが、大人気となっています。

テレビドラマでは、竹鶴政孝は亀山政春、リタはエリーという名前になって、
描かれていますが、

ワイン造りに、情熱を燃やした、この夫婦の物語は、多くの視聴者を釘付けにし、
見る者を感動させ、惹き付けてやみません。

そして、日本のウイスキーの父が「マッサン」であるなら、
日本のワインの父、というのが、川上善兵衛という人物です。

川上善兵衛は、1868(明治元)年に、
現在の上越市北方の、地主の長男として、生まれました。

善兵衛は、「日本にも、国産のワインを造りたい」と考え、
川上家が持っていた、広い農園を潰して、
1890(明治23年)に、ぶどう園を造りました。

当時の日本には、まだ、ワイン造りのノウハウなど、何も無かったのですが、
善兵衛は、ぶどう作りや、ぶどうの品種改良など、
全て、自分で試行錯誤を重ね、まさに、ゼロからワイン造りに挑みました。

ワインに適したぶどうを育て上げるには、
最低でも5年かかるといわれ、大変に根気が要る仕事でしたが、

善兵衛は、数々の失敗にもめげず、
遂に、国産のワインを完成させたのです。

そして、「マスカット・ベーリーA」や「ブラックワイン」など、
今でも愛飲されているワインを開発し、
日本に、ワインという飲み物を定着させるという、大きな功績を残しました。

ウイスキー造りの「マッサン」と共に、
川上善兵衛の、ワイン造りにかけた情熱の物語は、
今日まで語り継がれ、

川上善兵衛の名は、「日本のワインの父」として、
日本の酒造史に、残っているのです。